浜辺の歌プロジェクトについて
「浜辺の歌プロジェクト」とは、小豆島の音楽による活性化、交流を目指すプロジェクトです。プロジェクト名の「浜辺の歌」は、小豆島で撮影された映画「二十四の瞳」の劇中歌に由来します。島の子供達の印象的な歌声。島内に音楽が満ちあふれる光景を目指しています。
島内における持続可能な音楽環境の創造。これが本プロジェクトの目的です。瀬戸内海に位置し、国内でも比較的温暖でオリーブの栽培に適した乾燥気候、海や山といった自然に恵まれた環境は、音楽家が長期滞在し制作するのに適しています。録音環境を整備し高品質な録音物を生み出すことで、小豆島の良さを島外に伝え音楽家を誘致していきます。こうして生まれる循環の中で、島内で音楽家が滞在する状況を作り出し、将来的に演奏会や音楽祭を定期的に行える形を目指します。
今回はプロジェクトのプロモーションとデモ制作を兼ねて第一弾のレコーディングを行いました。2014年の小豆島ツアーをきっかけに結成された、モンゴルやアイリッシュ、日本の民謡などトラッド・フォークを演奏するバンド、カルマン。本アルバム音源は小豆島の様々な場所でのフィールドレコーディングを経て完成させました。また音源だけでなく、小豆島の自然と環境を伝えるために、動画のカメラマンによる撮影も行い、DVDとして収録いたしました。音楽と映像を合わせてお楽しみいただければ幸いです。
カルマン 2nd album CD&DVD 2枚組
"小豆島から"
Karman Profile
モンゴルの大草原に一瞬で誘われるような馬頭琴と喉歌ホーミーの響き。誰もがその音色の虜になってしまう中世ヨーロッパの楽器ハンマーダルシマー。そしてアイルランドの太鼓バウロン。それは鼓動の音に喩えられる。
”カルマン”ー気象用語の「カルマン渦」より。流れのなかに障害物を置いたとき、または流体中で個体を動かしたときにその後方に交互にできる渦の列のことをいう。
モンゴルやアイルランドの伝統音楽をベースに新たなアイデアや実験を加え個性的かつ普遍的音楽を目指す。ダルシマー、馬頭琴、バウロンという倍音を多く含む珍しい楽器を使い、モンゴルの伝統的な唱法ホーミーを大胆に取り入れ、音響的にもユ ニークな音楽曼荼羅を創造する。
馬頭琴、ホーミー
名古屋市出身、高知県在住。日本で数少ないホーミー、馬頭琴の奏者。1998年初めてモンゴルを訪れホーミーの音色に魅せられる。以後、繰り返しモンゴルを訪れ、モンゴル奥地を旅し遊牧民の文化、歌を学ぶ。カウスティネン民族音楽祭(フィンランド)、ヴィルニュス国際民族音楽祭(リトアニア)など各国の音楽祭出演。馬頭琴の素朴で暖かい音色、ホーミーの宇宙的な響きは聴く人に驚きと感動を与える。
ハンマーダルシマー
1986年から独学でダルシマーを始める。1988年、ケルティックグループHARD TOFINDを結成。自主レーベルから8枚のオリジナルアルバム、徳間ジャパンから2枚のオムニバスアルバムを発表。また、89年にはソニーレコーズから3人編成のバンド「SACRA」としてCDデビュー。現在演奏活動の他、ダルシマーの輸入販売、ダルシマー教室など、ダルシマーの普及にも力を入れている。
バウロン
日本では数少ないアイルランドの打楽器・バウロン専門のプレーヤー。他の楽器と波長を合わせグルーヴを作り出すことに長けているが首が曲がりメガネが弾け飛ぶほどダイナミックな動きには賛否両論がある。2012年スペイン国際ケルト音楽フェスでHarmonica Creamsとして日本人初の優勝を、2016年カナダ Celtic ColoursにJohn John Festivalとして日本人初の正式参加を果たす。
Tour Date
カルマン結成10周年記念春ツアー
3月30日(土) 京都 gorey cafe
【時】18時開場 /19時開演
【所】gorey cafe (京都市左京区浄土寺西田町82-1)
【出】カルマン
【金】予約3000円/当日3500円(+要1オーダー)
【問】075-203-6296(gorey) /cafe@gorey.jp
3月31日(日) 金沢 もっきりや
【時】13時半開場 /14時開演
【所】もっきりや(金沢市柿木畠3-6)
【出】カルマン/ASANOGAWA SESSION
【金】予約3000円/当日3500円(+要1オーダー)
件名→3/31 カルマン
本文→名前、人数、連絡先
4月2日(火) 富山 cafe54
【時】18時半開場 /19時開演
【所】富山cafe54(富山市中央通り1丁目6−2)
【出】カルマン/O.A マツバラーズ
【金】予約3000円/当日3500円(+要1オーダー)
【問】dulciman19591015@icloud.com
件名→4/2 カルマン
本文→名前、人数、連絡先
4月3日(水) 名古屋 kokoti cafe
【時】18時半開場 /19時半開演
【所】kokoti cafe(名古屋市名東区一社1-111)
【出】カルマン/山本哲也
【金】¥3,500 + order(ディナープレート¥1,500)
【問】052-703-8268(Book Gallery トムの庭)
4月4日(木) 大阪 カフェ周
【時】18時開場 /19時開演
【所】カフェ周(大阪市中央区平野町4丁目5−8)
【出】カルマン
【金】予約3000円/当日3500円(+要1オーダー)
【問】tokyoirishcompany@gmail.com
件名→4/4 カルマン
本文→名前、人数、連絡先
録音/整音:葛西敏彦
動画撮影:和久井幸一
特機オペレーター:蔵プロダクション
写真撮影:大川佳奈子、太田有紀、坊野美絵(小豆島カメラ)
デザイン:オビカ カズミ
コーディネート:大塚一歩、大塚智穂(namimaworks)
協力:小豆島町、土庄町
二十四の瞳映画村/岬の分教場、小豆島霊場第一番札所 洞雲山、
小豆島霊場第二番札所 碁石山、小豆島町立星城小学校、
戸形自治会、馬木地区の皆さん、i’s Life、カレープラージュ、
正金醤油、真砂喜之助製麺所、Miki Auto
石井岩男、石床大輔、井上匡都、大林慈空(小豆島霊場第八番札所 常光寺副住職)、久保輝明(小豆島ツアーズ合同会社)、谷康男、東口和生、向井達也(小豆島町地域おこし協力隊/Totie)
(順不同、敬称略)
企画制作:小豆島 浜辺の歌プロジェクト